2024年4月23日(火)放送分
担当は中川信子さんです
琉球新報の記事から紹介します。
家族の健康、家内安全・繁栄を祈願する
渡嘉敷村渡嘉敷区伝統の「浜下り行事」が
旧暦3月3日と4日に当たる
4月11日と12の両日、行われました。
旧暦3日の11日は各家庭で三月節句を祝いました。
仏壇に重箱を供えて子どもの健康を祈願し、
この1年間に赤ちゃんが誕生した家庭では初重を祝いました。
旧暦4日の12日は、渡嘉敷港待合所広場に
赤ちゃんからお年寄りまでおよそ100人が集まりました。
重箱やごちそうを広げ、地酒のヤマモモ酒を振る舞い、
歌い踊る女性が主役の「女の正月」といわれる
「三月遊び」の宴を開き、
親睦を深めながら楽しいひと時を過ごしました。
区が用意した魚汁も振る舞われました。
島に4月から赴任した学校教職員、
各職場の新任職員らの紹介も行われ、住民と交流しました。
今年、赤ちゃんが誕生した住民の夫婦は
「子どもの健やかな成長を願っています。
みんなに祝ってもらい感激です」と笑顔を見せ、
住民の75歳の女性は
「かつては区民総出の大行事で盛況だった。
区民同志の心をつなぎ、絆を深める大事な行事なので
継承を願う」と話しました。