ケナガネズミの交通死亡事故最多更新
2023年12月4日放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
絶滅が危惧されている国指定天然記念物
ケナガネズミの年間交通事故件数が
先月11月20日時点の速報値で
43件に上り、
環境省やんばる自然保護官事務所が
統計を取り始めた2005年以降で、
最多となりました。
自然保護官事務所は要因について
食料のイタジイが一昨年、
去年と豊作だったことや、
外来種のマングースの防除が進んだことで
生息状況が回復し、
ケナガネズミが道路近くなどで
活動する機会があることを可能性として
挙げています。
夜間の事故が多いことを受け、
国や県など関係団体は反射板を活用した
注意喚起の看板を県道2号や70号に
設置してきました。
環境省は今後、
関係機関でつくる連絡会議を活用し、
より効果的な対策を検討する考えで、
椎野風香自然保護官は
「ケナガネズミはこれから子育てシーズンに
入り活発に動く。
去年は12月に9件発生しており、
やんばるを夜走る際はケナガネズミが
出てくるかもしれないという認識で
運転してほしい」と安全運転を求めました。