2024年6月19日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
23日の慰霊の日を前に、
糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で14日、
沖縄平和祈念像のほこりを払う「浄め」が
実施されました。
今年で46回目で、県内のバスガイドや
県工芸振興センターの研修生ら
合わせて28人が参加し、
高さおよそ12メートル、
幅およそ8メートルの祈念像のほこりを
丁寧に拭き取りました。
沖縄平和祈念像は、芸術家の山田真山さんが
晩年、18年余りの歳月をかけて、
恒久平和と戦没者追悼の思いを込め、
原型を制作しました。
山田さんの下で祈念像の制作に携わった、
漆芸家で浦添市美術館長の糸数政次さんは
「世界平和や能登半島地震の
復興を願った」と語りました。
平和祈念公園などを修学旅行生らに
案内している東陽バスのバスガイド
幸地由美さんは
「戦争をどう伝えるのか、
普段から試行錯誤している。
仏像に直接触れて自分自身も浄め、
不思議な気持ちになった」
と振り返りました。
平和祈念堂では
22日午後7時から8時半まで、
沖縄全戦没者追悼式前夜祭が開かれます。