2024年11月22日(金)放送分
担当は中川信子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
18日午後5時半ごろ、
うるま市具志川の企業敷地内の林で、
おり型の捕獲器に捕らえられた
体長およそ70センチ、体高およそ50センチのオスのイノシシが
地域住民らに発見されました。
19日時点で人的被害は確認されていません。
うるま市では2日ごろからイノシシの目撃情報が相次いでいて、
猟友会や田場区の住民らが有志でパトロールするなど、
人への危害に警戒していましたが、
うるま市の玉城政哉市議は
「誰にも危害がなくて良かった。
これでやっとぐっすり眠れる」と安堵しました。
沖縄国際大学の宮城邦治名誉教授によりますと、
イノシシは雑食で虫や木の実などを好み、
本島内では、うるま市石川や恩納村以北の森林で生息していますが
ここ数年は南下してきている傾向があるということで、
捕獲されたイノシシの体格から
「若いオスではないか」と話し、
「繁殖シーズンのこの時期に食べ物を求めて
北から海岸沿いを下ってきたのではないか」と推測します。
また、「イノシシは基本的に警戒心が強く、
おのずと人を避けることが多いが、
鉢合わせになるとパニックになり危害を
加えてくる可能性もある」とし、
刺激を与えないよう注意を呼びかけました。