受水走水で豊作願う親田御願開催
2024年3月28日(金)放送分
担当は赤嶺啓子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
旧暦の1月初干支午(うし)の日の
2月12日、南城市玉城仲村渠区は、
大勢の区民が参加して稲作発祥の地・
受(うき)水走(んじゅはい)水(んじゅ)で
豊作を願う「親(うぇーだ)田(だ)御願(うがん)」を開催しました。
幸喜区長らが、区民と共に中国から飛んできたツルが
稲穂を落とし稲が発芽したという新原(みいばる)区集落西側の
「米地(めじ)」に寄って御願した後、
受水走水に移動しました。
宮古島から訪れた女性たちもそろって
受水と走水2カ所の拝所で拝みを済ませて田植えを開始し、
稲作の会の若者3人が
おでこに米(ヒチ)粉(ジ)を付けて身を清め、
「親田」と呼ばれる田んぼに足を踏み入れて
準備された稲の苗を植えていきました。
田植えが終わると百名ビーチ近くの
祝(ゆーえー)毛(もー)に集まって幸喜区長を先頭に
重箱とビンシー、泡盛を供えて北、西、南、東の順に向かってそれぞれ33回祈る
「三十(さんじゅう)三拝(さんぺー)」の四方杯を行いました。
最後に稲作の祖アマミツが祭られている
ミントングスクへ行って行事が
無事終了したことを報告しました。