2024年10月1日(火)放送回
担当は中川信子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
国頭村浜の野菜農家、島袋成一(なりかず)さんと
広美さん夫妻が有害鳥獣の駆除のため
関係機関の許可を得て畑に捕獲箱を設置したところ、
薄茶色のカラスが入っているのを発見しました。
農場を営んで40年余り、
畑でも周辺の山でも一度も見たことがない色のカラスで、夫婦は驚いています。
成一さんが先月20日午前9時ごろに捕獲箱を巡回した際、
新たに箱の中に入った1羽のカラスの異変に気づきました。
先に捕獲されや3羽とは明らかに色が違い、
頭から肩に続く一部分がこげ茶色、
尻尾までは薄茶色の羽で覆われています。
国指定屋我地鳥獣保護区管理員として活動する渡久地豊さんが
現場を確認しましたが、
長年、鳥を見続けている渡久地さんも
「羽根の1枚が白色の個体は見たことがあるが、
全身の色がこれだけ違う個体は初めてだ」と驚きました。
渡久地さんによりますと、
捕獲箱に入るのは今年生まれたばかりの幼鳥が多く、
今回のカラスも幼鳥とみられ、
「とても珍しい個体なので、できることなら
他の人々にも見せてあげたい」と話しました。