2024年8月20日(火)放送回
担当は中川信子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
旧暦7月7日=日無し(ヒーナシ)七夕(タナバタ)に合わせた8月10日、
門中墓に安置された古い遺骨を「共同墓池」に移す「合葬」が、
八重瀬町後(くし)原(ばる)にある木氏(ぼくうじ)親泊門中の墓で
1999年以来25年ぶりに行われました。
木氏親泊門中は、南城市や八重瀬町を中心に、
親泊、大城、新垣、糸数の4つの姓からなり、
およそ130世帯、およそ700人が加入しています。
このうち、およそ250人が参加し、
先人たちの遺骨に向き合いました。
作業は神人の拝みから始まり、
墓の扉を開けて全ての壺を出しました。
並べられた骨壺は筒状のシンプルな形が多いものの、
沖縄の焼物や厨子甕を思わせるものもありました。
参加者たちは近しい家族の壺を見つけると、
汚れを拭いたり、手を合わせたりしていました。
25年忌を終えた遺骨が合葬の対象で、
およそ130壺に上り、壺から遺骨を出して、
第1の墓内にある共同墓池に移しました。
50年近く前に他界した父親と夫の
合葬が行われた大城スミ子さんは、
きょうだいや子どもら10人ほどで参加し、
「元気なうちにできてよかった。ご先祖に感謝を伝えたい」と話しました。