2025年1月29日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事の中から紹介します。
沖縄気象台はこのほど、
県内で震度1以上を観測した回数は
去年1年間で57回だったと明らかにしました。
全国で28番目の多さで、
地震津波防災官の高嶺(たかみね)透(とおる)さんは
「『沖縄は地震が少ない』というような声を
聞くが、決して少なくはない」と話し、
日頃の備えを呼びかけました。
気象台によりますと、
沖縄周辺では南西諸島海溝に沿って
地震活動が活発にあります。
県内は去年1年間で震度3以上の地震が5回、
震度1以上の地震が57回観測されました。
全国で最も多かったのは能登半島地震で
甚大な被害を受けた石川県で、
震度1以上を2118回観測しました。
最も少なかったのは岡山県で18回でした。
高嶺さんは去年4月3日の台湾付近を
震源とする地震に伴う津波警報の
発表についても言及しました。
警報の発表後、
県内各地で渋滞が発生したと指摘し
「渋滞に巻き込まれる恐れがあるので、
徒歩での避難が原則。
徒歩避難が困難な方は、
事前に地域で避難の手段を調整し
訓練することも重要だ」と述べました。