2024年7月10日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県は5日、県内53定点医療機関で
6月24日から30日の1週間に報告された新規の新型コロナウイルス感染者数が
2週連続で増え、
1医療機関当たり29・91人になったと
公表しました。
都道府県別で最多で、
インフルエンザの場合に警報レベルの
基準となる30人に迫る勢いとなっています。
基幹定点医療機関7カ所での
コロナ感染による新規入院患者も
165人となり、今年最多を更新し、
医師らは「無警戒なままでは
7月の3連休後に医療崩壊が起きる」と
警鐘を鳴らしました。
熱中症による救急搬送も増え、
病床の確保がいっそう厳しくなっており、
医療機関から「このままだと急性期医療を
維持できない」と危ぶむ声が上がっています。
新規感染者のうち60歳以上はおよそ45%で、
新規入院患者では60歳以上が
およそ81%を占めています。
重症化の傾向が高齢者に顕著な一方、
子どもの入院も増えて1歳未満が5人、
1歳から9歳が4人でした。
那覇市医師会の玉井修副会長は
「インフルエンザなら警報クラスの現状なのに
県民に警戒感がない。
老人会の行事にマスクなしで参加したり、
咳があるのにイベントに出かけたりなどが
続くと大変なことになる」と訴えました。