2024年8月16日(金)放送回
担当は赤嶺啓子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
那覇市首里赤田町の伝統行事
「赤田のみるくウンケー」が11日に開催され、
みるくを先頭に旗を持った子どもら=みるくんぐゎ
総勢およそ100人が町内を練り歩く「スネーイ」が
2019年以来5年ぶりに復活し、
地域住民が無病息災や家内繁栄を願いました。
赤田のみるくウンケーは、
琉球王国時代に中国から伝わった弥勒の絵図に起源があるとされ、
1930年ごろ、いったん途絶えましたが、
首里城正殿の復元を機に1994年に復活しました。
2020年以降はコロナ禍や
公民館建設のため、中止やスネーイの自粛が続いていました。
路次楽の太鼓の音に誘われ家から出た住民らは、
みるくを笑顔で歓迎し、
みるくは大きなうちわを人々の頭の上で
ゆらりとあおぎ、厄をはらいました。
88歳の女性は
「5年ぶりに見られてうれしい。
長生きできるよう厄をはらってもらった。
子どもたちに受け継いでいってほしい」と話しました。