2024年10月22日(火)放送分
担当は中川信子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
30周年を迎えた伊平屋ムーンライトマラソンが19日、
伊平屋村で開催され、
村民らが公民館や自宅前で「ファイト」
「きついと思うけど頑張って」と熱い声援を送り、
ランナーらは月と星の応援を背に力強い走りを見せました。
フルマラソンは午後3時、
ハーフコースは午後5時に号砲が鳴り、
友愛と健康の広場を出発したランナーは、
秋晴れの心地よい日差しを受けた
「伊平屋ブルー」の海を臨みながら走りました。
日が傾き始めると爽やかな風が吹き抜け、
田園や山々が赤く染まっていき、一番星が出始めると、
星が輝きを増していき天の川も姿を現しました。
大きな丸い月が昇り始めると、ランナーらは笑顔を浮かべて
「月からパワーをもらって頑張るぞ」と力を込め、
刻々と変わる島の表情を楽しみながら、懸命にゴールを目指しました。
村民らの応援にも熱がこもり、
田名区(だなく)では、村内唯一の獅子舞が登場し、
太鼓や手拍子を打ち鳴らして「頑張れ」と声をかけ、
子どもたちは水を手渡しました。
ランナーたちも「ありがとう」と応えました。
沿道で見守った88歳の女性は
「応援することは生きがいになっている。
これからもずっと続けていきたい」と笑顔を見せました。