2024年10月21日(月)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県内の海岸や周辺海域で、漂着・漂流したコカインなど
多量の不正薬物が発見される事例が去年夏ごろから多発しているなか、
沖縄地区税関が7月から、外国との通商の許可を受けていない
「不開港」を取り締まる「不開港取締部門」を設置しています。
貨物の輸出入や外国貿易船の入出港が
認められている県内の「開港」は金武中城、那覇、平良、石垣の4つの港で、
これ以外の漁港などが不開港にあたり、県内に200余りが点在します。
不正薬物は、海上の航路などで船から船に荷物を積み替える「瀬取り」や、
GPSを取り付けて海上に漂流させ回収する方法などで、
県を含む国内に持ち込まれている可能性があるということです。
9月24日には、新設された不開港取締部門の職員らが、
那覇港や慶良間諸島周辺の海域で監視艇によるパトロールを実施し、
外国貿易船に接触する不審な船や漂流物がないかや、
漁港や海岸に不審物がないかなどを確認しました。
税関の新垣監視部長は
「密輸は365日いつ行われるか分からない。
部門新設を機に、さらなる職員の能力向上と関係機関との
連携強化を図っていきたい」と力を込めています。