県内最高齢 沖縄戦の語り部、次世代へバトンを託す。
県内最高齢の沖縄戦の語り部で、
映画「GAMA(ガマ) 月桃の花」のモデルにもなった
安里要江(としえ)さん(98)歳が
語り部の活動を終えることを決めました。
体調不良が理由で、16日に北中城村で開かれた最後の講話では、
修学旅行で沖縄を訪れた生徒らに
「命ある限り語るのが私の使命だった。二度と悲惨な戦争が起きないよう、
みなさんも後世に伝えていってほしい」と話し、若い世代にバトンを託しました。
安里さんは、1981年に「全国働く婦人の集い」の講演会に
参加したことをきっかけに語り部の活動を始め、
およそ40年間にわたって沖縄戦で夫と2人の子ども、
親族11人を失った自身の体験を語りつづけました。
全国から依頼が舞い込み県外に招かれることも多く、
北海道から九州まで足を運び、1日3件の講演をこなしたこともありました。
この日の講話では安里さんの支援を長年続ける松永光雄さんが
安里さんの体験を生徒らに説明しました。
安里さんは、時折マイクを握り
「絶対に戦争が二度と起こらないようにしたい」と力強く繰り返し、
生徒らがお礼の言葉を述べると
「呼ばれたら、またいつでも飛んでいくよ」と笑っていました。