2024年7月3日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
厚生労働省はこのほど、
2023年度の国民年金保険料の納付率は
77・6%だったと発表しました。
前の年度に比べて1・6ポイント高く、
12年連続で上昇しました。
多様な支払い方法が普及したためとみています。
所得が低く、納付を全額免除か
猶予されている人は23年度末時点で
596万人となっています。
依然として高水準で、
新型コロナウイルス禍による
経済悪化の影響が残り、
生活の苦しい人が多いことが背景とみられます。
保険料は原則20歳以上
60歳未満の人が負担します。
23年度末時点の国民年金加入者は
1387万人で、
22年度末に比べ18万人減少し、
過去最少でした。
厚生労働省は、パートなどの短時間労働者に
対する厚生年金の適用拡大に伴い、
国民年金から移行した人が増えたことが
要因と分析しています。
納付方法は口座振替やクレジットカードに加えスマートフォンの決済アプリ利用が
若い世代を中心に広がっており、
納付率上昇につながりました。
都道府県別の納付率は
新潟の86・7%が最高で、富山の86・6%、島根の86・1%と続きました。
低かったのは沖縄の77・1%、
大阪の71・2%、
福岡の73・9%の順でした。