遺骨収集ボランティア60年 国吉さん惜しまれながら引退
2016年4月12日(火)放送分
担当は伊狩典子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県内に残る旧日本軍の陣地壕を中心に
ボランティアで遺骨や遺留品を収集していた
那覇市の国吉勇さん(77)歳が、先月、
体力の低下を理由に活動から引退しました。
国吉さんはおよそ60年間活動し、
拾い上げた遺骨はおよそ3800柱、
遺留品は10万点以上に上ります。
国吉さんが遺骨収集に尽力した背景にあるのは、
幼少期の体験で、6歳で沖縄戦を体験し、
祖母、母、兄、弟、めいの5人を亡くしました。
小学生のころには、探検ごっこで入った城岳のガマでつまずき、
足元を見るとミイラがありました。
それらの経験が忘れられず、
高校生の時に同級生5、6人で遺骨収集を始めたということです。
国吉さんが長年の収集活動で心に残っているのは、
遺骨や遺留品を遺族に返せた時だということで、
「本土から飛んできてくれた。喜んでいる顔が忘れられない」
と話しますが、
名字だけが記され、遺族に返せないままの万年筆や水筒なども多く、
引き取ってくれる公的機関を探しています。
また、国吉さんは身元が判明した遺骨や遺留品を
遺族へ返す活動もしており、収集の現場から離れることに
「思い残すことはない」と語り、
今後は次世代に経験を伝えていく考えです。
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