2024年10月11日(金)放送分
担当は赤嶺啓子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
およそ400年の歴史を誇り、
集落の五穀豊穣と区民の無病息災を願う
国頭村の奥間大綱引きが9月17日、
旧暦8月十五夜、奥間小学校グラウンドで開催されました。
スネー・ちょうちん行列では、親ちょうちん、
若按司と付き人2人の乗った台座、
子ちょうちんの順で南北合わせて
およそ300個のちょうちんを引き連れ相手陣に向かって練り歩き、
両軍が近づくにつれ「サーヤ」のかけ声を連呼し、
中央で顔を合わせ力を誇示し、
最後に大綱を一周して土気を高め、陣地に戻り本番に備えました。
綱引きは豊年祭と隔年ごとに行われてきましたが、
新型コロナの影響により6年ぶりに開催され、
雨が降り出しずぶぬれになりながら
足元はぬかるみ、必死に縄を引きました。
水入りが入る熱戦で、20分で決着がつかず、
6年前と同じく引き分けとなりました。
大田実行委員長は
「若い人たちが先輩の教えを守りながら
頑張って見事な綱が作れた。
他の地域も含め多くの激励を頂いた。
皆さんから寄せられたご厚情に感謝し、
伝統芸能の発展、集落の発展につなげたい」とあいさつしました。