
2026年7月28日(火)
琉球新報の記事から紹介します。
担当は中川信子さんです。
糸満漁師が愛用してきた水中眼鏡など
糸満市が所有する「糸満の漁撈(ぎょろう)用具」が、
3月に国登録有形民俗文化財に
登録されたことを記念した講演会が
このほど、糸満市立中央図書館で開催されました。
今回登録された887点の大部分は
糸満市の名誉市民の故・上原謙さんが収集したもので、
上原さんの功績をたたえ、
未来に糸満のウミンチュー文化を
伝え続ける大切さを確認しました。
漁撈用具は魚介類や海藻などをとる道具のことで、
1950年代から80年代にかけて糸満市で収集されました。
各種の漁具のほか、仕事着や漁具の製作・
修理用具、行商に用いられた販売用具などで
構成されています。
上原さんは漁を引退したウミンチューから
譲り受けたり、道ばたに捨てられていたものを
拾ってきたりして用具を収集しました。
2008年にNPO法人「ハマスーキ」を設立し、
イチマンウミンチュー文化の発信に尽力し、
水中眼鏡の「最後の職人」としても知られています。
上原さんと親交のあったハマスーキの
城野(しろのの)豊(ゆたか)さんは、
上原さんが亡くなる直前まで使っていた道具類を紹介し
「糸満のウミンチュー文化を忘れず、
情熱を持った謙さんが亡くなってしまったと
いうのが非常に残念」としのびました。
(了)