ザトウクジラ、沖縄‐フィリピン間を回遊 沖縄美ら島財団が発見
2021年5月26日(水)
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
沖縄美ら島財団とフィリピンの研究機関が
このほど、
ザトウクジラが沖縄―フィリピン間で
回遊していることを明らかにしました。
フィリピン周辺のザトウクジラ230頭のうち、43・48%に当たる100頭が
以前に沖縄周辺で確認された個体で、
海域間を行き来する頻度や状況から、
同じ集団の可能性があるということです。
ザトウクジラの回遊経路については
不明な点が多いとされており、
美ら島財団は「ホエールウォッチングなどの
対象でもあるザトウクジラの保全管理を
行う上で大変重要な発見」だとしています。
北太平洋のザトウクジラは夏にロシアや
アラスカなど高緯度海域で餌を食べ、
冬に沖縄やフィリピンなど低緯度海域で
繁殖や子育てをしますが、
尾びれの特徴で個体を識別したということです。
美ら島財団総合研究センター動物研究室の
岡部晴菜研究員は
「沖縄に回遊するザトウクジラが、
フィリピンまで回遊することが分かった。
非常に大事な情報で、今後の海洋生物の
保全管理に生かしたい」と語りました。
今回の研究は国際学術誌
「ジャーナル・オブ・シテーション・リサーチ・
アンド・マネジメント」の
22号に掲載されました。