2025年1月30日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
はしか、風疹を予防するワクチンの
定期接種を受けた県内の子どもの割合が
低迷しています。
定期接種は1歳と、
小学校入学前の1年間の
合わせて2回となっていますが、
感染拡大を防ぐにはそれぞれ95%以上の
接種率を保つ必要があります。
はしか、風疹ワクチンの県内の接種率は
1歳児が対象の1期、
就学前の1年間が対象の2期ともに
全国平均より低く、
23年度の接種率は1期が90・5%、
2期が86・3%で
ともに全国最下位でした。
特に2期目の接種率が低く、
21年度は88・2%、22年度は85・7%と
3年連続で9割を切っており、
5年連続で全国最低に沈んでいます。
県内では1999年から2001年の間に
9人の乳幼児がはしかで亡くなりました。
18年には海外から訪れた観光客から
県内全域に広がり、
101人の感染が報告されました。
風疹は妊婦が感染すると胎児に影響し、
難聴や心臓病などの障がいが出る
「先天性風疹症候群」になる恐れがあります。
4月から小学校に入学する児童の定期接種の期限は、
3月31日までで、
県保健医療介護部の糸数公部長は、
期限が迫っているとし
「『忘れていた』という人も多いのではないか
駆け込みを促したい」と述べました。