2024年7月15日(月)放送回
担当は上地和夫先生です。
琉球新報の記事から紹介します。
第11管区海上保安本部は5日、
糸満市の大度浜海岸で報道関係者を対象に
離岸流体験会を開きました。
離岸流は岸から沖へ向かって流れる潮のことで、
離岸流のうち珊瑚礁付近では、
外礁と外礁の間から沖へ向かう独特な流れが発生します。
琉球新報の記者が離岸流を体験しましたが、
想像以上に流れは速く、あらがおうとしましたが
「もう、だめだ」と諦めさせられました。
どんなに体を動かしても逆らうことはできず、
その場にとどまることも難しくなり、
徐々に体力も失われ、最終的に流されました。
11管の担当者によりますと、
離岸流は沖に向かうにつれて流れが弱くなるため「体力を温存し、
浮いて助けを待つことが重要」と話します。
しかし、一番は離岸流にはまる前に気づくことが重要で、
時折顔を上げて自分の位置を確認するだけでも、
効果はあるということです。
去年、離岸流の影響と思われる事故者数は9人で、2人が死亡しており、
11管は、離岸流に流されていると気付いたら、
すぐに流れの外に逃げるよう呼びかけました。
流れに逆らえなくなった場合は、
陸に向かって平行に、流れを横切って泳ぎ、陸を目指すことと、
泳ぐことが難しい場合は浮いて助けを
待つことの2点を挙げました。