2024年7月25日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
NTT東日本とNTT西日本が、
局番なしの「104番」でつながる
電話番号案内サービスを終了する方針を
固めたことが分かりました。
2026年3月末で終了します。
企業や店舗の情報をまとめた
電話帳「タウンページ」の紙の冊子も
同じ時期に廃止します。
スマートフォンやインターネットの普及で
電話番号を知る手段が増え、
利用者が減少し、
直近の利用はピーク時の60分の1以下に
落ち込んでいました。
電話番号案内は1890年に電話交換業務が
始まったのと同時に始まりました。
3桁の電話番号「104」にかけて、
利用者が氏名と住所を伝えれば、
全国の電話番号を案内してもらえる
現在のサービスは1989年に登場しました。
当時は無料で、
89年度はおよそ2490億円の赤字でした。
90年には利用頻度に応じた費用を
負担してもらうために有料に切り替え、
その後も値上げを実施するなどして
収益の改善を図ってきましたが、
スマホで電話番号を検索する人が
増えたことなどから、
利用者の減少に歯止めがかからない状態が
続いていました。
利用件数は89年度が最多で
およそ12億8千万回でしたが、
2022年度にはおよそ2千万回まで
落ち込んでいました。